KAT-TUN 元日に再始動 1年8カ月ぶり

 2016年5月1日の東京ドーム公演をもって充電期間に入っていたKAT-TUNが元日から、1年8カ月ぶりに再始動することが31日、分かった。

 デイリースポーツなどの取材に応じた亀梨和也(31)ら3人は「楽しみ。ワクワク」と復活に気合をみなぎらせた。3人としての初シングル「Ask Yourself」が、亀梨主演のフジテレビ系ドラマ「FINAL CUT」(1月9日スタート。火曜、後9・00)主題歌に決定(発売日未定)。4月20~22日の東京ドーム公演も決まった。

 KAT-TUNが帰ってくる。亀梨は「2018年、再始動。意識的にヤンチャに戻していく」とギラギラと輝くグループの復活を力強く宣言した。

 約1週間前の12月下旬、新曲などのリハーサルで3人は共同作業を再開。これから始まる活動に「楽しみ」「ワクワク」とそろって声を弾ませた。

 充電突入後の17年はドラマ、舞台、ツアーと個々がソロ活動を充実させ、力を蓄えた。17年中盤には「18年には動きたい」と3人の思いが一致。周囲の応援の声も高まったことから、新年からの再集結が実現した。

 充電期間は、リフレッシュとグループの存在を再確認する有意義な時間だった。中丸雄一(34)は度重なるメンバー離脱にも強がる自分がいたことから、「どっかストレスがあった。開放された感じ」と告白したように心穏やかに再スタートを切る。上田竜也(34)は「自分の居場所はKAT-TUNなんだと再確認できた」。亀梨は「グループを続けていくことが自分の美学」と断言した。

 3人での初シングルとなるドラマ主題歌は、現状にあてはまる、未来を信じて前へ進むという思いを込めたダンスチューンとなる。4月20日から3日間の東京ドーム公演も決定。ハイフン(ファンの愛称)と再会の場となることに亀梨は「充電に終止符を打つ時間。ドームで過ごしたことが次の一手になってくる」。公演の感触を経て、ベストの形を見つける。

 「(グループを)維持するのはすげえ大変」と中丸が語るように平たんな道ではなかった。それでも、「絶対、3人で生きていこう」と充電前に胸に秘めていた上田は、「元々あった絆を少し太くする充電だった」と言い切った。深まった信頼関係を武器に、KAT-TUNが新年からファンに感謝を届けていく。

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