ABC浦川アナ 「喉の不調」で番組降板 宮根後任の期待…退社はせず

 体調不良を理由に今月5日からキャスターを務めるABC(朝日放送)の報道情報番組「キャスト」(月~金曜、後4・58)を休演していた浦川泰幸アナウンサー(46)が28日、同番組のエンディングに出演し、降板することを発表した。同局は、降板理由について「喉の不調で声が出にくい状態。今後、帯番組に出演するのは難しい状況と判断した」と説明。今後も退社せず、アナウンス部に籍は置くという。

 この日の番組のエンディングで、浦川アナの姿が突然映し出され、「みなさん、こんばんは、浦川泰幸です。長い間お休みをいただき、テレビをご覧の皆様には大変ご心配とご迷惑をお掛けしました。私、浦川泰幸は2年9カ月担当いたしましたこの番組『キャスト』をきょうをもって卒業することになりました」と卒業を自らの口で発表。瞳は潤んでいるように見えた。

 浦川アナは、2010年3月に同局を退社した宮根誠司アナの後任として、関西で高視聴率を記録する朝の情報番組「おはよう朝日です」の司会に就任。11年5月に亡くなった俳優・児玉清さんの後任として、「パネルクイズ アタック25」の2代目司会を務めるなど、同局の看板アナとして活躍。ユーモアあふれる語り口でお茶の間の支持を集めている。

 同局では詳しい病名などについては「プライベートなので控えさせていただく」と公表していない。

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