歌舞伎界のプリンス松也、歌丸になる BSドラマ「桂歌丸」笑点メンバーも出演!

 落語家・桂歌丸(81)の半生を描いたBS日テレのドラマ「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」(9日、後7・00)の完成披露取材会がこのほど、都内の同局で行われた。主演の歌舞伎俳優・尾上松也(32)は、国民的人気者となった歌丸を演じる重圧を明かしつつ、歌丸を全国区にした日本テレビ系「笑点」(日曜、後5・30)について「いつか(共演)メンバーと一緒に出てみたい」と夢を口にした。同局によれば、現笑点メンバーも、ドラマのどこかに出演するという。

 今年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で今川氏真役を好演するなど、映像作品でも高い評価を得ている“歌舞伎界のプリンス”にしても、歌丸を演じる重圧は相当なものだった。松也は「これまで実在の人物を演じさせていただくことはありましたが、同じ時代に生きる方を演じるのは初めて。歌丸さんご自身もご覧になるという不安や責任も感じました」と当初の心境を吐露した。

 その不安を解き放ってくれたのは、他ならぬ歌丸だった。今年6月に初対面を果たした際、「喜んで下さっている柔らかい表情」に触れ、勇気を得たという。松也は「歌丸さんが見守ってくれているんだという気持ちで撮影に臨んだので、思い悩むことなく楽しく演じさせていただきました」と話した。

 ドラマでは、歌丸の幼少期から、大人気番組「笑点」がスタートする時期までが描かれ、松也は15~29歳の歌丸を演じる。笑点の初期メンバーである5代目三遊亭円楽は谷原章介(45)が、七代目立川談志は駿河太郎(39)が、三遊亭金遊は松尾諭(41)が演じており、松也は「このメンバーと現役の笑点メンバーさんで、一緒に笑点に出られたら面白いですね」と意欲も、さらに「僕は一番楽な司会をやります」と、自身を歌丸になぞらえたジョークで笑わせた。

 自身も同じ伝統芸能の担い手である松也は「歌舞伎と落語は互いに題材にすることもあり、刺激しながら共存している」とコメント。「今後も歌舞伎にできる落語はたくさんあると思いますので、これからもアンテナを張って、刺激し合えたら最高だと思っています」と、相乗効果への期待も口にした。

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