マツコ ジャズのような自由な音楽をなぜ教育委員会が…日野皓正のビンタ問題を斬る

 タレントのマツコ・デラックスが4日、TOKYO MXの「5時に夢中!」に出演し、ジャズトランペット奏者の日野皓正がコンサート中にドラムを演奏していた中学生の髪をつかんで往復ビンタをした問題について、「ジャズのような自由な音楽をなぜ教育委員会がやるのか。そもそもそこがすっとんきょう」と指摘した。

 マツコは「そもそも、各市区町村の教育委員会がジャズを指導する必要があるのか」とコラムニストらしく独自の視点でこの問題を切った。「ジャズっていうジャンルで考えた時に、ソロパートでちょっといきすぎた感じになった。じゃあクラシックで決まった楽譜をみんなでそろってやりましょうというので1人が暴走しだしたらコラッだけど」とジャズがクラシックと異なり、それぞれの奏者がアドリブ演奏を楽しむ音楽であるという特徴をあげた。

 マツコは「ジャズみたいな自由なものを、わざわざ地区の中学生集めてみんなで勉強させて発表するというセンスが世田谷っぽいなって」とも指摘。

 「好きにさせてあげればいいジャンルじゃん。ジャズの精神から。なんで教育委員会がやらなければいけないのか。そもそもそこの素っ頓狂なところが」と批判の矛先は教育委員会に向いた。「日野さんはすごいジャズトランペッターだけど教育者ではないわけじゃん。日野さんを選んだのなら、日野さんのほかにちゃんと教育的な指導をする人も付けなければいけない。教育委員会でやるんだったら」と注文を付けた。

 さらにマツコは「日野さんはスパルタな世界から世界的なトランペッターになった方だから、その人に教育委員会的方法で指導を依頼するのは間違っていると思う」と日野が競争が激しい音楽の世界で生き抜いてきたことも指摘。「なんのために、日野さんを招いてジャズみたいな自由な音楽をわざわざみんなで発表会を開いたのか。そもそもジャズを教育委員会がやるもんじゃない」と根本的な疑問を投げかけた。

 コンサートは東京都世田谷区育委員会主催の体験学習で8月20日に行われた。男子生徒はソロ演奏をやめず、スティックを取り上げても従わなかったため、日野が手を上げた。その後、生徒が謝罪に来たという。

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