鷲尾真知子 夫悲劇の転落死も気丈に舞台 無言で会場を後に

タクシーに乗り、会場を後にする鷲尾真知子=東京・明治座
初日公演で熱演する(手前左から)大地真央、鷲尾真知子=東京・明治座
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 6日に舞台上から転落し、亡くなった俳優・中嶋しゅうさん(享年69)の妻で女優の鷲尾真知子(68)が7日、当初の予定通り、東京・明治座で行われた舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(8月6日まで)の初日公演に出演した。

 午前10時45分ごろに車で会場入り。正午からの舞台に出演した。横浜の遊郭「岩亀楼」の女中・お咲役。異人からのチップをもらってウハウハ顔を見せたり、コミカルな場面では笑顔も作った。カーテンコールにも姿を見せ、観客に笑顔を見せるなど、気丈に務め上げた。

 終演から約30分後の午後3時45分ごろにタクシーに乗り、無言で会場を後にした。この日は昼の部の1回公演だった。所属事務所は「舞台は最後まで出演します」とだけ説明。葬儀などについては「まだ決まっていません」とした。

 鷲尾は6日深夜、公式サイトで「中嶋本人も連日稽古に励み、開幕を楽しみにしていた公演初日に、このような事態となりましたこと、共演の皆様をはじめとする関係者の皆様、ファンの皆様に、妻として、深くお詫び申し上げます。そして、私自身も本日7月7日に初日を迎える明治座での公演がございます。それぞれ1日違いで開幕する舞台でしたので、中嶋とも互いに励まし合いながら、ここ数週間を共に過ごして参りました。まだ私自身が信じられない気持ちの中におりますが、今はただ、公演初日から千秋楽まで、無事に務め上げることに集中したいと思っています。中嶋もそうすることを一番に願っていると思います」と心境をつづっていた。

 中嶋さんは6日午後10時、救急搬送された病院で息を引き取った。

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