豊田議員元秘書、警察に暴行相談 「はげ」「死ねば」などと暴言

 秘書への暴行問題で自民党に離党届を提出した豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=の秘書を務めていた50代男性が27日、豊田氏から暴行を受けたとする被害について埼玉県警に相談した。県警は暴行や傷害事件の可能性もあるとみて慎重に捜査する。

 先週発売の「週刊新潮」によると、豊田氏は5月、当時政策秘書だった男性が車を運転中に後部座席から罵声を浴びせ、頭や顔を数回殴ってけがを負わせた。「はげ」「死ねば」などと暴言も吐いたという。男性が録音したとする車内でのやりとりも掲載した。

 事務所関係者は、男性が高速道路の出入り口を間違ったことなどから豊田氏が激高したと説明。5月19~21日に計7回、男性の顔などを殴ったという。豊田氏は男性に直接謝罪したとしている。

 また、自民党の細田博之総務会長はこの日の会見で「秘書が高速道路を逆走し、生命の危険を感じて怒った」と豊田氏が説明しているとした。豊田氏は厚生労働省課長補佐などを経て12年12月の衆院選で初当選し2期目。

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