吉永小百合、人生初“お姫様抱っこ”うれし恥ずかし 阿部寛は「緊張」

 女優の吉永小百合(72)がこのほど、北海道・稚内市内で主演映画「北の桜守」(2018年3月10日公開)のロケ現場を公開し、人生初のお姫様抱っこを体験した。映画出演120本目の作品で、まだ残っていた“初体験”。夫役の阿部寛(53)に軽々と持ち上げられると思わず笑顔に。撮影後は「抱えていただいて、幸せです」と喜びをかみ締めた。

 うれし恥ずかしの初体験に吉永も思わず照れ笑いだ。お姫様抱っこは、家族や近所の人々との記念撮影をするシーンで行われた。セルフタイマーを押した後に転んで足を痛めた江蓮てつ(吉永)、を夫の江蓮徳次郎(阿部)が抱きかかえて撮影場所まで連れて行くというもの。阿部は軽々と吉永を抱き上げ、約5メートルを歩いた。

 吉永は「過去には…ありません。実生活でもありません」とはにかみながら説明。撮影後には「阿部さんに抱えていただいて、幸せです」と少女のように頬を染めた。今年2月には極寒の網走で流氷を前に撮影。この稚内ロケでも海に飛び込むシーンに挑むなど、北海道では体を張った撮影が続いているだけにほっこりするワンシーンとなった。

 阿部はこの日が撮影初日。洋服だったリハーサルと違い、着物での本番だったため「勝手が違い、一番最初はすごい緊張しました」と大女優を落とすわけにはいかないプレッシャーで緊張したことも告白。ただ、吉永が持ち前の運動神経ですぐに抱えられやすい体勢を取ったため、「2回目以降はスムーズにできました」と“抱かれ上手”だったことも明かした。

 全国のサユリストが嫉妬しそうなラブラブシーンとなったが、吉永は笑福亭鶴瓶(65)の反応を気にした。「『おとうと』の後に次は夫婦役でと約束していたんです。本当は怒ってらっしゃるのではと思って、緊張してます」と可愛らしく語ると、周囲から笑いも起きていた。

 ロケは稚内市内の「動物ふれあいランド」に建てられたオープンセットで行われた。樺太(現ロシア・サハリン)にある江蓮家という設定で、昨年秋に吉永や滝田洋二郎監督らが、実際にサハリンを訪れた際に見た、現地の日本家屋を参考にしている。建物は撮影後も10年は残されることになっている。

 ロケには稚内市が全面協力。工藤広市長も校長先生役で出演した。天気が良ければロケ現場からサハリンが見えるとあって、吉永は「ここでロケをするのはありがたいし、空気感も出ると思います」と感謝した。

 撮影されたのは、徳次郎が内地から持ち込んだ桜がようやく芽吹く希望に満ちあふれたシーン。この後は戦争が激化し、徳次郎は家族と別離、てつは2人の息子を連れて必死で北海道に引き揚げることになる。

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