目黒祐樹 兄・松方弘樹さんの死を5カ月たっても実感できない いそうな気がする

 今年1月21日に脳リンパ腫のため74歳で死去した俳優の松方弘樹(本名・目黒浩樹)さんの弟で俳優・目黒祐樹(69)が10日、都内で、追悼トークライブを行い、訃報から約5カ月経過した心境について「実感がない。まだ、居そうな気がする。電話したら出るんじゃないか」と語った。

 スーツ姿の目黒は、「亡くなってからの方が、距離感が縮まった気がする」と血のつながりをより強く感じていると告白した。松方さんが酒、女性、釣りなど豪快に生き抜いたことに、「満足だったか不満だったかはわかりませんが、何をするにも一生懸命で全力投球だった。心に正直に生きたと思う。あれでご不満ではね。うらやましい」とユーモアを交えながら兄への思いを打ち明けた。

 松方さんとは「実録外伝 大阪電撃作戦」(76年)などで共演した。俳優としての兄を振り返り、「面白い役者と思いましたね。追いつこうとしても届かない。雰囲気を作るのがうまかった」と称賛。人柄にも触れ、「すごく笑うんですよ。あの笑顔があるから、多少無茶言っても許されちゃうキャラクター。そばにいて、ずーと憧れた」と愛嬌(あいきょう)たっぷりな兄の姿を懐かしんだ。

 イベントでは、松方さんの生い立ちにも触れた。小学校時代はガキ大将だったが、歌手時代はシャイな時期もあったという。

 20歳だった頃には5歳上の兄の家に居候していた事も明かした目黒は、「1、2、3軒目と、飲み方もわからないが連れて行ってもらった。兄貴は(最後は)ベロベロでした。酒の飲み方など良いことも悪いところも教えてもらった」と振り返った。

 最後は集まったファンに向けて、「松方弘樹というヤンチャで面白い、存在感のある俳優がいたな、会いたいなと心の片隅にとどめておいてくれたら、うれしいことと思います。亡くなってからも松方弘樹をお願いします」とあいさつ。温かな拍手を受けながら、会を終えていた。

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