77歳・加藤一二三九段 20日に引退かけて対局

 将棋の現役最高齢棋士、加藤一二三・九段(77)は20日に指される竜王戦ランキング戦6組で現役引退を懸け、高野智史四段(23)と対戦することが1日、決まった。竜王戦以外は全て敗退しており、この対局に敗れた場合は引退となる。

 加藤九段は今期の名人戦順位戦で、最も下のクラスのC級2組からフリークラスへ降級。規定でフリークラスに降級すれば60歳で引退という年齢制限があり、残る棋戦全てに敗退した時点での引退が決まっていた。

 「神武以来の天才」と呼ばれ、名人1期、棋王2期などタイトルを通算8期獲得。1月には、77歳0カ月の最高齢勝利記録を達成し話題となった。

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