北島三郎「100歳まで歌うよ」全国ツアー完走 締めくくりは「まつり」

 演歌歌手・北島三郎(80)が30日、東京・オリンパスホール八王子で、16公演に及ぶ芸道55周年記念全国ツアーの最終公演を開催した。高齢に加え、昨年9月には頸椎(けいつい)症性脊髄症の手術を受け、公演延期などの試練もあったが、無事完走を果たした。

 原田悠里(62)、北山たけし(43)らファミリー歌手と共演した昼夜2公演は、歌もトークも元気いっぱいだった。まだ首の状態は完全ではなく、ステージに置いた台を支えに歌う場面もあったが、約2時間半立ったまま歌い、勢力的にステージを動いた。歌声も張りのある北島節は健在。「北の漁場」「風雪ながれ旅」などの代表曲を歌い、最後は全員で定番曲「まつり」で締めくくった。

 6月28日に新曲「男の夢」を発売する北島は今後、体調を見ながら生放送の歌番組へも復帰予定。単発ながらコンサートも行う意向で「100歳まで歌うよ。このままじゃ終われない。長い間、支えてくれた方々のためにも、また元気になって歌うことが男の責任!」と強く誓った。

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