与謝野馨元財務相が死去 閣僚歴任した政策通 78歳

 元自民党衆院議員で、財務相や経済財政担当相を歴任した与謝野馨(よさの・かおる)さんが死去したことが24日、分かった。78歳。東京都出身。関係者が明らかにした。

 歌人の与謝野鉄幹、晶子夫妻の孫。1976年に初当選。文相、通産相、官房長官などを歴任した。政策通として知られ、政界きっての財政再建論者でもあった。

 2006年にがんの手術を受けた後に復帰。08年に福田改造内閣で経済財政担当相に就いた。10年には自民党を離党し、たちあがれ日本の共同代表に就任。さらに離党して無所属となり、旧民主党政権の菅再改造内閣で経財相を務めた。12年の衆院選は体調不良で出馬せず政界を引退。13年に旭日大綬章を受章した。17年4月に自民党に復党した。

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