「大災獣ニゲロン」9日神戸で完成記念イベント

 アイドルグループ「KOBerrieS♪」や特撮ヒーロー「ケミカル戦隊シューファイター」を手がけた「神戸ポップカルチャープロジェクト」がこのほど、防災を訴える映画「大災獣ニゲロン」を制作した。

 物語の舞台は、架空の街「神戸(かんべ)市」。太古より300年に1度出現し、破壊の限りを尽くす「大災獣ニゲロン」と、その暴虐を阻止すべく立ち向かう「二毛留(にげる)家」を描く。制作総指揮の岡田誠司プロデューサーは、二毛留家の父と娘の親子関係も見どころと説明し「ハートフルな怪獣映画です」と話す。

 制作のきっかけは神戸市が行った防災啓発動画のコンペ。同市が避難勧告を出した際の避難率の低さに注目し、警鐘を鳴らす映画としてコンペに参加した。選には漏れたものの、寄付を募り完成させた。岡田氏は「怪獣映画だったら、子どもにも防災に興味を持ってもらえるのではないか」と話し、グッズやアニメ化など今後の展開にも意欲的だ。

 制作はオール神戸で行われ、主要キャストは神戸を拠点に活動する劇団赤鬼のメンバーが務める。制作費は破格の150万円。岡田氏は「“神戸のモノを作ろう”とみんながボランティア精神で協力してくれました」と明かした。

 完成記念イベントは9日に神戸・ハーバーランドで行われ、その後は、神戸市内での上映を予定している。

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