極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が３日、都内で行われたインターネットテレビ「ＡｂｅｍａＴＶ」開局１周年お祝い会に登場した。

　０６年７月の淫行騒動から約１０年謹慎し昨年、吉本興業に復帰した山本は、昨年１２月に引き起こしたひき逃げ事件による謹慎から３月３０日に復帰したＮＯＮ　ＳＴＹＬＥ・井上裕介へのメッセージを求められ「とにかく頑張っていこう」とエールを送った。

　２人は同局で４月２７日に新番組「極楽とんぼのＫＡＫＥＲＵ　ＴＶ」（木曜、後９・００）をスタートさせる。山本の復帰後初めてコンビでのテレビのレギュラー番組。加藤は「ＮＯＮ　ＳＴＹＬＥも舞台から復帰と言っていたけど、番組に出てほしいよね」と共演を呼びかけた。

　同番組は、３月に放送した同名の２４時間生放送特番が好評だったことからレギュラー化が決定した。

　内容は決まっていないが、加藤は「僕らはマイナスしかない。唯一プラスなのが、山本さんが骨折しても苦情が来ない芸能界で唯一のタレントだということ。“命をかけるＴＶ”です」と予告。山本も「何をされるか不安だけど、大丈夫」と体を張る覚悟を見せた。

　この日は、同局で番組を持つ元モーニング娘。の矢口真里やスピードワゴンらも集結。不倫騒動で同じく謹慎経験のある矢口は「謹慎の先輩は山本さんですけど」と前置きし「Ａｂｅｍａを支えてくれる方は優しいので、のびのびやってください」と激励した。

　極楽にとっては山本復帰以来、そろって報道陣の質疑に応じる初の機会。加藤は矢口を山本の隣に立たせ「このツーショットほしいよな。ここに井上がいたら最高だな」というサービスぶり。山本と矢口もおわびのポーズで写真に応じるなどノリノリだった。

　「まだ手探りです」と話した山本も「あの頃というか、新しい極楽とんぼになっていると思う」と手応えを感じている様子。次々と爆笑を集める光景に、スピードワゴン・井戸田潤は思わず「あんなに盛り上げられるなら謹慎してもいいかな」と、悔しそうにつぶやいていた。