トレエン斎藤 人生が変わった瞬間はM-1ではなく…
お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司(38)が16日、都内で行われた米アニメ映画「SING/シング」(3月17日公開)の日本語吹替版完成報告会見に登場した。映画は擬人化されたさまざまな動物たちが、オンボロ劇場を立て直すための大オーディションに、人生を賭けて挑戦する物語。斎藤は陽気で前向きなブタのグンターの声を担当した。
ストーリーにちなんで「人生が変わった瞬間」を尋ねられた斎藤は「(優勝した2015年の)M-1と言いたいところなんですが、23歳でハゲてきた時ですね」とニヤリ。「人生と頭皮が切り開かれましたね。『早熟』とか『頭だけ親不孝』とか言われたりして。頭だけ親より先に逝っちゃってね」と続け、会場のみならず共演者の爆笑も誘った。
会見では、お笑いとしての本領を発揮する一方で、アニメとはいえハリウッド映画に“出演”した手応えも口にした。以前から「スーパースターになりたい」と公言していただけに「確実にコネクションができたと思います。これが夢への第一歩ですね」と満足げだった。
せりふには自身のギャグ「ぺっ」を入れるなど、しっかりと斎藤カラーも織り込んだ。主人公で劇場支配人のコアラ、バスター・ムーンの声優を務めた内村光良(52)も「あのキャラクター(グンター)だけ、斎藤くんのために作ったような感じなんですよ」と絶賛する出来栄え。斎藤自身も「やってみたら8時間の収録予定が2時間で終わるという天才ぶりでした」と自画自賛した。
