幸福の科学 事務所声明に反論「重要部分で事実に反したもの」…使用者責任追及へ

 宗教法人「幸福の科学」が14日夜、報道各社にFAXを送付し、女優・清水富美加(22)の所属事務所「レプロエンタテインメント」が同日夜発表したコメントに対し、「重要部分で事実に反したものです」と反論した。レプロ側が清水の「健康管理を軽視」していると主張し、今後の協議では、「レプロ側の使用者責任」を追及していく姿勢を明確にした。清水の出家騒動は早くも泥沼化の様相を呈してきた。

 幸福の科学は、レプロが報道各社にFAXを送った約2時間半後の午後10時40分すぎに「レプロ声明に対するコメント」と題して、報道各社に反論コメントを送付。レプロ側が文書で「出家及び契約の終了について一切の否定をしておりません」「既に決定しているお仕事に関しては、プロフェッショナルとしての責任を持ってやり遂げてもらいたい」と記していた点について、「強硬」に仕事を「やり遂げよ」と求めてきた、と反論している。

 幸福の科学側はレプロ側の代理人弁護士と2月1日から文書で交渉を開始し、2日に面談で交渉を行ったことを認めた上で、「そこでは契約終了の時期と契約終了までの仕事の整理をどのようにするかにつき、協議を進めることで一致したはずでした」と経緯を説明した。

 清水のレプロとの契約は5月20日まで残っている。

 幸福の科学側は「ところが、レプロ側は、これまで抑圧され我慢を重ね、体調を崩しながらも頑張り続けてきた富美加さんの状態を一切考慮せず、すでに入っている仕事をすべてやり遂げよと押しつけてきました。そのレプロ側の強硬な姿勢に、まずはなんとか2月中の仕事の大半を責任をもってやり遂げようと努力を重ねていた富美加さんは、心身の状態がさらに悪化し、2月8日以降、不本意にもドクターストップで仕事をすることができなくなったのです」と12日の会見と同じ内容の主張を繰り広げた。

 また、「この交渉経緯は、レプロ側の健康管理を軽視する体質を典型的に示したものです」と指摘。「当教団といたしましては、富美加さんの健康状態の悪化に関するレプロ側の使用者責任に思いを致し、解決に向けて協議してまいります」と今後の協議では、レプロ側の“使用者責任”を追及していく姿勢を明確にした。

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