大竹しのぶ3冠達成 ブルーリボン主演女優賞「今回は素直にうれしい」

 東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定する「第59回ブルーリボン賞」が、25日までに決定した。「聖の青春」と「珍遊記-太郎とゆかいな仲間たち-」など、振れ幅の大きい作品に出演した松山ケンイチ(31)が主演男優賞を獲得。「後妻業の女」で憎めない悪女を演じた大竹しのぶ(59)が主演女優賞に輝いた。授賞式は2月8日に東京・内幸町のイイノホールで開催される。

 1975年の新人賞、86年の助演女優賞に続いての主演女優賞。大竹しのぶ(59)が、ブルーリボン賞初の女優3冠を達成した。「助演女優賞をもらったときに当時の夫から『あの演技ではまだまだ』って言われたんです。今回は『まだまだ』とは思わないです。素直にうれしいですね」と喜んだ。

 「後妻業の女」では老人と次々に結婚し、遺産を奪い取る悪女を演じた。実話がベースになっているが、当時「ワイドショーを『これ、映画になったら面白いだろうな』って思いながら見ていた」という。まさか自分にその役が巡ってくるとは考えていなかったようで「『ぴったり、他に考えられない』って言われて、喜んでいいんだか悲しんでいいんだか…」と苦笑い。悪女になる雰囲気を作ってくれた共演の豊川悦司(54)や鶴橋康夫監督(77)に感謝した。

 自身が“だまされた”経験を尋ねると「約1名」とニヤリ。実名こそ出さなかったが、元夫の明石家さんま(61)を示唆し、笑いを誘った。昨年の大みそかには歌手として「NHK紅白歌合戦」にも出場。「思いがけないことが起こるのが人生。今回の賞も思いがけないことですね」とハプニングを楽しんでいた。

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