ハイスタ横山、告知なし16年半ぶりシングル発売の理由明かす

 人気パンクロックバンド・Hi-STANDARDの横山健が14日放送の「バナナゼロミュージック」(NHK総合)に出演し、昨年10月に16年半ぶりのシングル「ANOTHER STARTING LINE」を事前告知なしで発売したことを語った。

 各年代の青春ソングがテーマの今回、90年代の伝説のバンドとしてHi-STANDARDが紹介された。スペシャルゲストとして番組に招かれた横山は告知なしでシングル発売に踏み切った理由を、「お楽しみがほしかったんですね。出す方としても、ちょっとした遊び心というか」と明かした。

 共演したファンキー加藤は知人のCDショップ店員から聞いた話として、「超大物のCDが運ばれるからスペースだけつくっておけ」と現場の店員も詳細を聞かされていなかったという業界事情を披露。「いざ段ボール開けたらハイスタだ」という状況で、現場も驚いていたという様子を振り返った。

 デビュー当時に音楽に込めた思いについても語った。横山は「自分たちでまったく新しいものをつくろうと考えたんですよね。いわゆるパンクロックっていうサウンドの中に、ちょっとメタルの部分を持ち込んだり、ドラムの恒(恒岡)はいろんなものを聞いているので、ごった煮にして、しかもそれを英語で歌う」とパンクロックというジャンルの中にも、自分たちの個性を詰め込んだと明かした。こうしたアイデア全体について、「受けるわけないじゃないかということをやってみようと。それが1番の主張だったかもしれないですね」と語った。

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