妻早世の清水健アナ 退社は「心も体も」限界と涙…政界転身は否定

時折声を詰まらせながら会見する清水健アナウンサー=読売テレビ
会見を終え、深々と頭を下げる清水健アナウンサー=読売テレビ(撮影・飯室逸平)
苦悶の表情で会見する清水健アナウンサー=読売テレビ(撮影・飯室逸平)
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 来年1月末をもって読売テレビを退社し、「かんさい情報ネットten.」(月~金曜、後4・47)を降板すると26日の同番組内で発表した清水健アナウンサー(40)が放送終了後に、大阪市内の同局で会見を開いた。降板を決めたきっかけの1つとして「心も体もいっぱいいっぱい」の状態であることを涙ながらに告白。噂される政界転身については「全くない」と否定した。

 清水アナは昨年2月、29歳だった妻を乳がんで亡くした。前年の2014年10月に第1子となる長男を出産したばかりだった。番組降板について「妻は怒っていると思います。出会った番組(※妻は同番組のスタイリストだった)ですし、『何言ってんの?』『こんなにみんなが支えてくれてるのに』と言ってるかもしれませんね。ごめんね」と険しい表情で話した。

 番組降板、退社の理由については、一般社団法人清水健基金を通じて、がん撲滅や難病対策に取り組む事業を支援する活動に専念したいと説明。今年10月からは週末(土日)はほとんど講演会を行っており、平日は帯番組、週末は講演会という生活に、「本当に正直フラフラで、今、家に帰ると親に心配かける」と吐露。「9月くらいから20キロ近く体重が減りました」と告白した。

 降板の意向について局側には「10月くらいに正式に伝えた」という。「僕にとってten.=会社だった」と明かし、「こんなに悩んだのは人生初めて」と振り返った。

 それでも最後に決断を後押ししたのは「心も身体もいっぱいいっぱい」「息子の前で心から笑えていない自分がいるな」と感じたことにあった、と涙ながらに説明した。

 また、一部で取りざたされた政界への転身については「今は基金のことで頭がいっぱい。行政に活かすことは考えていない。全くないです」と否定した。

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