桂歌丸 ドクターストップ振り切り退院していた「医者と半分ケンカして」

 落語家の桂歌丸(80)が25日、東京・国立演芸場で行われた落語会「国立名人会」に出演。今月14日から21日まで持病の肺気腫が悪化したため入院していた歌丸は、ドクターストップを振り切って退院してきたことを明らかにした。歌丸は退院翌日の22日には、群馬県みどり市での落語会に出演し、仕事復帰していた。

 この日歌丸は、冒頭の枕部分で「今年を振り返ってみますと、私にとってろくな年じゃなかったですね」と発言。「去年と今年、2年連続で腸閉塞で入院をさせられて、もう大丈夫だろうと思ってたら、今月の初めに北海道に仕事に行きまして、飛行機の中で水平飛行になった途端に息苦しくなりましてね。息ができなくなっちゃったんです。苦しかったですね…」と、機内で肺気腫が悪化したことを説明した。

 さらに「14日に呼吸器科の病院の予約を取ってあったもんですから、毎月行くんですが、行ったら即入院と言われまして、その場で有無を言わさず入院させられて、毎日毎日点滴を3本ぐらい打った」と入院生活についても言及。その上で「21日に、お医者さまと半分ケンカをして出て参りました。医者は退院してはダメだと言うんですが、25日に国立(名人会)が控えていますから、お客さまに申し訳ないからと、無理に退院してきました」と、医者の指示に逆らって出演にこぎ着けたことを明かした。

 歌丸はこの日、楽屋に酸素吸入器を持ち込んで高座に臨んだ。途中、若干息苦しそうにする場面も見られたが、50分近い演目「井戸の茶碗」を演じ切り、万雷の拍手を浴びて笑顔で高座を降りた。

 なお22日の群馬での落語会でも、歌丸は30分にわたる演目「長命」を披露していた。

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