サッカー日本代表でセリエＡのインテル・ミラノに所属するＤＦ長友佑都（３０）と女優の平愛梨（３２）が２４日、都内で会見し、来年１月２９日に入籍することを発表した。来年２月以降に平がイタリアに移住し、新婚生活をスタートする。長友のシーズンが終わった６月頃に披露宴を行う予定。長友が今年２月にインテルのホームスタジアムでプロポーズするＶＴＲも公開し、侍アスリートと天然妻の魅力が詰まったアモーレ会見となった。

　会見に先立ち、イタリア人さながらの情熱的なプロポーズが“クリスマスプレゼント”として流された。今年２月、場所はインテルの本拠地、通称サン・シーロ。長友が仕事場を見せたいと平をピッチに招待し、ひざまずいて「お伝えしたいことがあります」と指輪の箱を開いた。明らかに油断していた平は「ウソ！？」と、驚きと感激が入り交じった表情。ドラマの１シーンのようなＶＴＲが終わるや、２人が登場した。

　アモーレが壇上に上がる際には長友が手を取ってエスコート。金びょうぶを背負い、映像のその後について長友は「シンプルに『俺についてきてほしい。結婚してください』と伝えました」。平も「『もちろん、大喜びだ』って言いました」と照れ笑いした。

　指輪は長友がミラノの宝石店に発注したオリジナルでハート形。長友いわく「ハートはイタリア語で『クオーレ』と言いまして『心』という意味。彼女に対する思い、心を形にした」という。

　サン・シーロでプロポーズした選手は「たぶん、僕が初めて」と笑い、ミラノの大聖堂ドゥオーモとどちらで求婚するか迷っていたと告白。「スタジアムは自分の思いが一番詰まっている場所。苦しいことも楽しいことも、色んな感情を味わってきた。そこで彼女に対しての気持ちを伝えたいと思った」と男前な理由を明かした。

　平は来年１月末までに日本テレビ系「ヒルナンデス！」などのレギュラー番組を卒業し、イタリアに移住。理想の妻として、さだまさしの「関白宣言」に出てくる女性像を挙げ「毎日（曲を）聞いているんですが、あのような芯の強い、堪え忍ぶ女性になりたい」と“逆関白宣言”した。

　これまでも平は１～２カ月に１回のペースでイタリアに渡り、得意の手料理で長友をサポートしてきた。メロメロの長友は「（平は）テキパキ動き、何をやらせても早い。身体能力が高いんです。だから楽しみですね、子供。走り回るんじゃないかなと思います」と二世に思いをはせた。

　人数を聞かれると「１１人。サッカーチームができるくらいほしい」とニヤリ。６人きょうだいの長女でもある平は「大歓迎です」とウエルカムで、冗談まじりだった長友が「いいんかい！！」と突っ込む“夫婦漫才”で会場を爆笑させていた。