韓国朴大統領、条件付き辞意 野党、反発「弾劾を避けるための小細工」

 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領(64)は29日、親友の崔順実(チェスンシル)被告との一連の疑惑を巡り3回目の国民向け談話を発表し、「任期短縮を含む進退問題を、国会の決定に委任する」と表明、与野党が決めた日程と手続きに従い「大統領職から退く」と述べた。条件付きで2018年2月の任期前にも辞任すると表明したもの。

 任期途中で実際に辞任すれば87年の民主化後初。ただ、政局安定に向けた与野党の協調実現の道のりは見えておらず、朴氏に対する弾劾訴追案を12月2日にも採択する意向の最大野党「共に民主党」の秋美愛(チュミエ)代表は「弾劾を避けるための小細工だ」と批判した。

 朴氏は談話で与野党が「国政の混乱と空白を最小化し、安定的に政権を移譲できる方策」をつくれば、これに従うと説明。疑惑については「近いうちに詳しく申し上げる」と述べ説明を拒否し、メディアの質問は受け付けなかった。

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