「青春の門」再始動 五木寛之氏「40年間温めてきた結末に今、点火する」
1969年に「週刊現代」で連載を開始し、94年まで続いた作家五木寛之氏(84)の代表作「青春の門」が来年、再び動きだすことが30日、分かった。連載中断から23年ぶり。書籍化していなかった第8部の「風雲篇(へん)」を加筆修正、単行本と文庫、電子書籍を12月15日に同時発売。連載はそれに続く形で「新 青春の門」として来年スタートする。
五木氏は版元の講談社を通じ「40年間温めてきた結末に今、点火する」とコメントを発表した。
「青春の門」は、福岡・筑豊に生まれた伊吹信介が主人公。書籍は第7部までで累計2200万部に迫る大ベストセラーとなり繰り返し映画化やドラマ化された。第8部は、ユーラシア大陸横断の大望を抱く信介の旅を描く。