民生×スキマスイッチ 熱烈鯉党がロックな「全力少年」

 奥田民生の自主レーベル「ラーメンカレーミュージックレコード」へのオマージュを見せるスキマスイッチ・常田(左)と大橋
 (左から)スキマスイッチ・大橋卓弥、奥田民生、ピアノを担当した斎藤有太、スキマスイッチ・常田真太郎
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 シンガー・ソングライターの奥田民生(51)が、男性デュオ・スキマスイッチの代表曲「全力少年」のリアレンジプロデュースを手掛けたことが14日、分かった。スキマスイッチ名義のシングル「全力少年 produced by 奥田民生」として11月30日に発売。オリジナル版はプロ野球・広島の新井貴浩選手(39)が今季の本拠登場曲としており、大の鯉党・奥田にとっては25年ぶり優勝の“メモリアル”にもなった。

 リリースから11年の時をへて、名曲が生まれ変わる。デビューから一貫してセルフプロデュースだったスキマスイッチにとって、楽曲制作にプロデューサーを迎えるのは初めて。奥田も自身が関わっていない既発曲のリアレンジは初の試みだ。

 スキマスイッチ・大橋卓弥(38)と常田真太郎(38)が熱望し、アマチュア時代から敬愛している奥田との初コラボが実現。オリジナル版はピアノの音色が印象的だったが、リアレンジ版はロック調の民生サウンドに仕上がった。

 レコーディングで奥田は、ギター、ドラムなど7種類の楽器演奏とコーラスも担当。「なかなかややこしい曲だったです。大橋は何度も(録り直して)歌いたがるので、途中でやめさせました」と振り返り「全力でスキマをうめろ」と珍エールも。

 “プロデューサーストップ”をかけられた大橋だが、「民生さん色満載の作品に仕上がり感謝と共に、ものすごくうれしく思っています」。常田も「スキマスイッチのまた新たな可能性の手触りを、そしてそこに民生さんというマエストロの存在があることを楽しんでもらえたら幸いです」と誇らしげ。

 スポーツシーンの応援歌に使用されることが多い「全力-」だが、新井選手も打席に入る際に流しており、スキマスイッチは「登場曲に使っていただいているとのこと、うれしいです」と感謝。熱烈カープファンである奥田の手によって、25年ぶりVに合わせるように、リアレンジされる“良縁”に恵まれた。

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