A.B.C-Z塚田 内村と会いたい!自身も体操経験「原動力を聞きたい」

 アクロバットが得意な5人組アイドル「A.B.C-Z」の東京・代々木第一体育館公演が11日、ファイナルを迎えた。体操男子個人総合で44年ぶりに連覇を達成した内村航平(27)に刺激を受けた体操経験者の塚田僚一(29)がステージでE難度!?に挑戦。高さ3・3メートルの壁をトランポリンを使って駆け上がる「ウォールトランポリン」を成功させた。“金メダル級”の演技で沸かせた塚田は、尊敬する内村の快挙に感激しながら「お会いさせて下さい」と対面を熱望した。

 ライブ終盤に大技を決めた塚田が手を突き上げると、1万3000人から大歓声が送られた。

 5人は楽曲「Rock Your World」中にトランポリンで弾みながらバック宙を始め、塚田が高さ3・3メートルの頂上に向かって壁を駆け上る。内村が鉄棒で逆転した姿を脳裏に刻み込み「頑張って“金メダル”をつかみたい」と気合を入れながら登頂。異例の演技を“満点”で終え、

「スポーツニュースで取り上げて」と笑顔をはじけさせた。

 小学校の6年間、体操クラブに所属し、五輪での金メダルを夢みていた塚田はこの日、午前3時半に起床。内村の連覇をテレビ観戦して大感激した。興奮はライブにぶつけ、予定にない連続30回バック転の自己タイ記録もたたき出した。

 「金髪、金メダル、塚ちゃんです」と公演中も五輪モードで自己紹介した塚田は、「内村さんのすごさはあきらめずに高みを目指し実現させる(こと)。鉄棒の演技、着地にこだわっているところが好き。重圧の中で決める内村さんを尊敬しています」と祝福した。「お会いさせて下さい」と懇願しながら、「聴いている音楽、結婚されて変わられたこと、原動力を聞きたい」と対談に思いをはせていた。

 また、この日の公演で5人は、2012年のデビュー後、初めてライブでのフライングを成功させた。来年は5周年。河合郁人(28)は「東京ドームでやりたい」とビッグイベントの実現へ色気を見せていた。

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