ASKA「剣道を五輪種目に」と訴え 連盟が「拒否」と指摘

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)罪などで14年に懲役3年(執行猶予4年)の判決を受けた歌手・ASKA(58)が7日、ブログを更新。幼少期から青春時代を捧げた剣道を「オリンピック種目に」と訴えた。一方、全日本剣道連盟に“変化”を求め、提言も行った。

 ASKAは剣道三段の腕前。自衛官で剣道の師範でもある父親から剣道を教わり、幼少期から高校時代まで続けた。中学から高校2年までを北海道で過ごし、ブログによると「高校生の時、北海道大会で、最優秀選手に選ばれました」という。歌手デビュー後も道場に通い、剣道を通じて警察官との付き合いも多かった。

 リオ五輪が開幕し、「日本勢が頑張っていますね。メダルの行方が今から楽しみです」と中継を楽しみにしている様子のASKA。オリンピックの度に思うことがあるそうで、それは「剣道が、オリンピック種目に入ればメダルは確実なのに」という思い。「これだけ世界中に広がっている剣道が、なぜ、オリンピック種目に選ばれないのか?」と問いかけ、「実は、選ばれないのではないのです。日本剣道連盟がオリンピックを拒否しているのです」と明言した。

 連盟がオリンピックを拒否する理由として「それは、日本の剣道でありたいからです。それと、外国人審判員の力量も相まっています」「剣道が国際ルールになれば、礼を重んじるという剣道の精神が、変化してゆくことに慎重になっています。日本剣道連盟は、それを嫌っているのです」と持論を展開。柔道の例を挙げ、国際ルールで日本伝統の柔道が変わってしまったことなどを根拠とした。

 「剣道は礼にはじまって礼に終わる。ガッツポーズなどは、もっての他です」と剣道精神を説いたASKA。最近の世界選手権では、その剣道精神が世界に浸透しているように見受けられると評価し、「日本の剣道を、世界が受け止めています。もう、そろそろ、オリンピックに参加しても良いのではないでしょうか。剣道人口が減少してきているのは、剣道がメジャーなスポーツではないからです。オリンピックに出場することは大きな意味があります。メジャーなスポーツになることを願ってやみません。」と熱く書き込んでいた。

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