フジ社長 月9「踏ん張ってほしい」…初回10・1%「無茶な演出も」と提案

 フジテレビの亀山千広社長(60)が13日、都内で定例会見を行い、11日にスタートした桐谷美玲主演の月9ドラマ「好きな人がいること」の初回視聴率が10・1%だったことについて「踏ん張ってほしい」と語るとともに、「多少は無茶な演出があってもいい」と視聴率や既成概念にとらわれないドラマ作りを、とスタッフを激励した。

 亀山社長は「踏ん張ってほしいですね。頑張ってほしい。2時間でスタートして10・1%。その評価を皆さんがどうされるかですが『恋仲』のスタッフがつくって、SNSをつかったりしてある層にはリーチしていると思います」と一定の手応えをつかんでいた。

 昨年の7月期ドラマ「恋仲」と同じスタッフが集結してのドラマということで、「端々に恋仲よりも成長した感じがあって」と評価した一方で、「恋仲は無鉄砲な感じを受けたんですけど、巧みになってきて、多少はむちゃな演出があってもいいと思う」と注文もつけた。「1話の数字に一喜一憂せず、頑張りを期待したい」と視聴率にとらわれず、長い目で見守る意向を示した。

 ストーリーはパティシエ役の桐谷が、トイレの鍵が開かなくなるというアクシデントがきっかけで山崎賢人演じる天才シェフと出会う、というもの。山崎の兄役の三浦翔平、野村周平と桐谷との恋模様を描く。

 月9初回の最近の視聴率は、今年4月期「ラヴソング」が10・6%、1月期「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」が11・6%、昨年10月期「5→9~私に恋したお坊さん~」が12・9%、昨年7月期「恋仲」が9・8%だった。

 (視聴率は関東地区、ビデオリサーチ社調べ)

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