行定勲監督沈痛…熊本城が「痛々しい」

 熊本市出身の映画監督・行定勲氏(47)が17日、TOKYO FM「日本郵政グループPresentsジャパモン」(後1・00)に電話でゲスト出演し、16日未明に熊本地方を襲った本震の状況を語った。

 同番組は16日に収録された。行定氏は15日、現地のラジオの仕事に備え熊本入り。熊本市内のホテルに滞在していたが、16日未明の本震で被災した。「結構揺れて壁にヒビが入り、ロビーで一晩明かした」と報告した。

 ホテルからは被害を受けた熊本城も見えるといい「痛々しい。衝撃的です。去年の秋に熊本城で映画『うつくしいひと』を撮影したばかり。もうあの姿はなくなったのかと思うとショック」と沈んだ声で語った。

 また行定氏は17日、自身のフェイスブックを更新し、実家のある南阿蘇村を訪れ両親に再会したことを報告。「(両親は)かなり疲労の色が濃く、愛犬たちもかなりぐったりしている。(中略)庭から家の状況を見たが派手にガラス戸が破損してる。気が遠くなるが、両親は腰が痛いところを除いては元気なのが朗報だ」と無事を伝えた。

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