俳優ディーン・フジオカ（３５）が１３日、ＮＨＫ大阪放送局で行われた主演ドラマ「喧騒の街、静かな海」（放送日未定）の取材会に参加した。

　ＮＨＫ連続テレビ小説「あさが来た」の五代友厚役でブレークしたディーンは、昨年末まで収録で通い続けた同局での会見に「帰ってきました」とさわやかな笑み。「朝ドラの撮影はエキサイティングで学びのある日々でした。大阪に育ててもらい、僕のスタートアップの動力をもらいました」と感謝した。

　今作も大阪が舞台で幼少期に別れた父を追う写真家を演じる。出演は１年前に決まったが、ＮＨＫの予想以上にディーンがブレーク。４日に始まったロケは、混乱を避けるためひとけの少ない場所を選定した。谷口卓敬プロデューサーによると、それでも約５０人の住民やファンが集結。歓声を上げたが、ディーンがにこやかに応対しつつ「本番中はお静かに」とお願いすると、素直に応じたという。

　ディーンは「皆さんが日々忙しい中、愛を持って応援してくださることが、活動や演技の源です」と言い切った。