女優の満島ひかり（３０）が映画「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ　ＦＩＬＭ　ＧＯＬＤ」（７月２３日公開）でアニメの声優に初挑戦することが２８日、分かった。ギネス認定もされた国民的漫画の劇場版最新作で、満島は謎の歌姫カリーナを演じ、劇中で歌も披露。Ｆｏｌｄｅｒ５時代にアニメ版の２代目オープニングテーマを担当しており、１４年ぶりの“凱旋”となる。他に濱田岳（２７）、菜々緒（２７）、北大路欣也（７３）も参戦、金色に映画を彩る。

　新作の舞台はラスベガスをほうふつさせる都市グラン・テゾーロで、満島は国王ギルド・テゾーロと共にショーを行う歌姫役だ。

　原作者で総合プロデューサーでもある尾田栄一郎氏（４１）の意向で、「００７」シリーズのように豪華なオープニングが恒例。今回は約１０分間にわたるエレクトロスウィングのショーで幕を開け、満島は劇中歌も披露する。主人公一味の航海士ナミと因縁を持つ重要キャラでもあり、演技力と歌唱力を併せ持つ存在として尾田氏が満島に白羽の矢を立てた。

　満島は００～０２年、Ｆｏｌｄｅｒ５としてアニメ版の２代目主題歌「Ｂｅｌｉｅｖｅ」を担当。イベントなどで尾田氏に対面していた縁もある。満島の声優は２度目で、初挑戦だった昨年のドラマ「ど根性ガエル」のピョン吉役で声の演技に対する評価も高い。

　満島は「予感していなかった再共演にわくわくしています。少しでも、声の才能が開花しますようにと神頼み中です」と、４月のアフレコを楽しみにしている。

　他に濱田が全てをすり抜ける“ヌケヌケの実”の能力者で街の警備を担当するタナカさん、アニメ声優初挑戦となる菜々緒が人の運気を下げる“ラキラキの実”の能力者バカラ、北大路が伝説のギャンブラー「レイズ・マックス」を演じる。