マッチ、35周年ギンギラ締め
歌手の近藤真彦(51)がデビュー35周年を迎えた12日、東京・日本武道館で全国ツアーの千秋楽を迎えた。1980年12月12日にシングル「スニーカーぶる~す」でデビューしたジャニーズの“長男”マッチのもとには少年隊、TOKIO、嵐ら後輩26人や、親交のある女優・黒柳徹子(82)らが駆けつけて祝福。最初と最後にヒット曲「ギンギラギンにさりげなく」を歌い、盛大な記念公演を締めくくった。
アンコール1曲目「Baby Rose」に後輩26人が駆けつけ、全員で大合唱に。ファン1万人も熱唱する豪華な祝福となった。
武道館公演2日間で後輩33人が集結。近藤は「たくさんの後輩に囲まれて、いい35周年を迎えられた」、タッキー&翼の滝沢秀明(33)は「アイドルという道を敷いてくださり、僕らがいる」と感謝し合った。
「ヤンチャ」と呼ばれた少年は16歳でデビュー。1981年、「ギンギラギンにさりげなく」でレコード大賞最優秀新人賞に輝き、紅白出場も果たしスター街道を歩んだ。98年からレースに専念も、25周年の2005年に活動再開。紆余(うよ)曲折を経ての35周年に「再スタートした頃を思い出した。頑張ってやってきて良かった」と振り返った。
公私にわたり支えてきた黒柳らも見守る中、感謝を込めて35曲を熱唱。11日の武道館公演に駆けつけた親交のある作家・伊集院静氏(65)が作詞した「ギンギラ-」で始まり同曲で終えた近藤は「『ギンギラ』は原点。35周年にふさわしい締めの1曲」と、記念公演初の“ギンギラ締め”で完走した。
後輩に背中を見せてきた“長男”にジャニー喜多川社長(84)は「先輩として道しるべを作った。レースをやりながら、芸能界をバチッとやっている。素晴らしい」と賛辞。近藤も「40周年を目指して頑張る姿を見て彼たちが『元気が出る』って言うんだったら、40周年目指して頑張らないと」と誓った。
「人生もう一回やり直せと言われたら、もう一回、近藤真彦ができたら」-近藤は19年ぶりの紅白を弾みに40周年へと歩み出す。
