俳優・石倉三郎（６８）が２２日、都内で映画初主演作「つむぐもの」（来年春公開）の完成報告舞台あいさつを行い、１４日に死去した阿藤快さん（享年６９）をしのんだ。

　石倉は「亡くなった日にマネジャーから電話をもらった。２０代のころから一緒にやってきたし、バイトのころから知ってるから絶句した」と突然の死に驚いたという。

　阿藤さんの死因は大動脈瘤（りゅう）破裂胸腔内出血だが、石倉は「２週間前から背中が痛いっていっていたそうだね。心臓は背中が痛くなる。すぐ病院に行っていれば…」と無念の色も浮かべた。

　阿藤さんとの１番の思い出に「旅番組のロケで動物園に行った時にキリンのエサを食わせたら『うまい』といって食ってた。ライオンやサイのエサもみんな食わせたよ」と石倉らしい表現で振り返った。

　映画は今年で芸能生活５０周年を迎えた石倉の初主演作。自身の健康には「酒がうまいうちは大丈夫」と太鼓判を押していた。