しずちゃんボクシング引退、体力の限界

 しずちゃん、力尽きる…。2016年リオデジャネイロ五輪出場を目指し、アマチュアボクシングに挑戦していた南海キャンディーズ・山崎静代(36)が、体力の限界を理由に現役を引退したことが15日、分かった。12月18日に大阪市内で会見する予定。主にミドル級の選手として闘った、4年半の競技人生に幕を引いた。         

 しずちゃんが、夢に終止符を打った。9月には日本ボクシング連盟の山根明会長に引退を告げていたという。8月のアジア選手権を体調不良で欠場した時には、既に限界だったとみられる。

 07年に趣味でジムに通い始め、08年のNHKドラマ「乙女のパンチ」でボクシング王者を目指す主人公を好演。アクション指導担当だった梅津正彦さんを専属トレーナーに迎え、09年2月にC級ライセンスを獲得した。

 同年12月までに身長182センチで87キロあった体重をミドル級リミットの75キロまで減量。女子ボクシングを初採用した12年ロンドン五輪が目標だった。

 11年8月、台湾で公式戦デビューも敗退。12年世界選手権では日本代表に選ばれたが、ロンドン行きはかなわなかった。気持ちも新たにリオを目指していた13年には梅津氏が悪性黒色腫で死去する悲劇にも見舞われた。14年世界選手権は1回戦敗退。今年は1試合も行っていない。

 高校サッカー部時代に痛めた右膝を手術するなど満身創痍(そうい)。精神的に追い込まれ、公開練習中に号泣することも多かった。相方の山里亮太(38)はこの日夜、「お疲れ様でした。頑張って南海キャンディーズのネタを作ります。おかえりなさいませ」とねぎらいのツイート。山根会長も「真剣に練習に取り組む姿は立派だった。競技の普及や発展にとって最高の貢献者」とたたえた。

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