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水崎綾女「原点」になった避難所生活

 阪神・淡路大震災について語る水崎綾女=東京・下目黒(撮影・堀内翔)
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 震災から20年目の1月17日がめぐってきた。5歳で避難所暮らしを体験した女優の水崎綾女=みさき・あやめ=(25)は、若い世代の立場から、未来に向けて、それぞれの1・17を語った。

 女優の水崎綾女は5歳の時に神戸市中央区の自宅で被災した。

 今でも鮮明に記憶している。トイレに行こうと目覚め、異変を感じて家族を起こしたが、その瞬間、ものすごい揺れに襲われ、家の壁などが倒れた。「とにかく避難することに集中してて、『助けて』という声も聞こえたけど、何もできませんでした」と恐怖を振り返った。モノクロの思い出の中で、唯一の色が炎だった。

 その後1年ほどは避難所での生活。食料も不足しがちで、人の欲が怖かったこともあった。一方で、救援物資を分けてくれたり、遊んでくれたりという人の優しさにも触れた。その経験が今でも大きく心に残っている。

 「東日本大震災の時にボランティアで現地に行って、子供たちが喜んでくれたのがうれしかった。5歳のわたしと遊んでくれたお兄ちゃん、お姉ちゃんに恩返しをしたいと思ってたけど、それは同じように人に優しくすることだと思うんです」

 避難所、仮設住宅での生活を経験したことで、場の空気を読み過ぎる子供だったが、それが人に優しくできる原点でもあった。「震災という経験によって変えられることはあると思う」。20年の時をかけて、少しずつ、つらい経験を前向きに変換している。

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