岩手県滝沢市でアイドルグループ「ＡＫＢ４８」の川栄李奈（１９）と入山杏奈（１８）が切りつけられ右手指骨折などの重傷を負った事件を受け２７日、大島優子（２５）が交流サイト「Ｇｏｏｇｌｅ＋」を、指原莉乃（２１）がツイッターを更新した。指原は殺人未遂容疑で逮捕された無職梅田悟容疑者（２４）への怒りをあらわにする一方、握手会への思い入れを吐露した。また、梅田容疑者が「ＡＫＢなら誰でもよかった」と供述していることがこの日、岩手県警への取材で分かった。

　握手会での残忍な犯行に、指原は憤りを隠さなかった。「りっちゃん（川栄）、あんにん（入山）、スタッフさん、そして現場に居合わせたメンバーそしてファンの皆さんのショックを思うと犯人を許すことはできません。私たちは一人のせいでファンの皆さんとの交流を失いたくありません」。ツイートには「会いに行けるアイドル」としての強い思いも込められた。

　３１日と６月１日に予定されていたＡＫＢの握手会は延期が決定。警察からは、警備を強化して安全が確保されるまでは中止することを要請された。

　指原は「暖かく家庭的な感じが私は好きでした。警備がより厳重になるそうですが、それでもあの家庭的な感じは残して欲しいです」と、握手会への思い入れもつづった。「一日でもはやく、みなさんも私たちも安心して、お話できる日々が戻ってくれば」と、早期再開を願った。

　大島は「Ｇｏｏｇｌｅ＋」で、川栄と入山にメールを送り、返信があったことを報告。３１日までの公演中止が決まった東京・秋葉原の専用劇場で６月９日に卒業公演を控えている大島は「私の大好きなグループが今後も愛されていきますように…」と、試練を乗り越えることを祈った。