特撮ミラーマン がん転移も復帰に意欲

 今年3月、大腸、胃、肝臓にがんを患っていることを告白した俳優の石田信之(63)がこのほどデイリースポーツの独占取材に応じ、闘病と復帰への思いを明かした。1971~72年に放送された伝説の特撮ヒーロードラマ「ミラーマン」で変身前の主人公・鏡京太郎を演じていた石田は「インベーダーを倒して、大好きな肉を食べたいね」と、がん細胞を「ミラーマン」の敵役になぞらえて元気に復帰することを宣言した。

 石田は抗がん剤治療が始まる直前、取材に応じた。がんの発覚は今年2月。1年ほど前から体調は悪かったが、検査を先延ばしにしていた結果、大腸がんはステージ4にまで進行していた。肝臓に転移があり、胃にもがんが発見された。3月に大腸、4月に胃のがんを切除。一時は体重が12キロも減ったという。

 現在は肝臓のがんを切除可能なサイズに小さくするために抗がん剤治療を行っている。高熱が出たり頭髪が抜けたりと、さまざまな副作用もある。復帰への道のりは遠いが「ヒーローは絶対敗れないんです。早くインベーダー(がん)をやっつけないと」と、悲壮感はない。治療の過程で一番つらいのは食事制限だそうで「早く治して大好きな肉を食べたい」と、完治を心待ちにしていた。

 心の支えは、自身が演出を手がけたライフワークとも言える舞台「遠い夏の日」の上演だ。太平洋戦争への思いを込めた舞台で2007、11年に次ぐ再々演を企画していたが、闘病のため延期となっている。「戦争への記憶が薄れていく中で何とか残したい、上演を続けたい。まだまだ死んでられませんよ」と、執念を見せた。

 欲求が治療への原動力となっていることには「人間ってのは欲深いもので、思う通りに生きてても、先にもっといいことがあると思っちゃう」と照れ笑い。同世代に向けて「調子が悪かったら、すぐに検査に行ってくださいね」と、反省を込めてメッセージを送っていた。

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