朝ドラ初外国人ヒロインは無名の米女優

 NHK連続テレビ小説「マッサン」(9月29日スタート)の、朝ドラ史上初となる外国人ヒロイン役が米女優シャーロット・ケイト・フォックス(28)に決まり、4日、大阪市内の同局で発表された。既婚者で、単身来日したフォックスは異国での挑戦を「アドベンチャー」と笑顔で語った。日本語が全く話せないため、今後は東京で専門チームの語学特訓を受ける。W主演の夫役は俳優・玉山鉄二(33)が務める。             

 「マッサン」では朝ドラ初の外国人ヒロインを設定し、欧米にも公募をかけた。日本語での演技が求められる役だが、玉山と登場したのは1月のオーディション時が人生初来日だったというフォックス。日本語の話せない米国人というサプライズ人選となった。

 フォックスは冒頭「オハヨウゴザイマス」と日本語であいさつしたが、その後は通訳付きの応答に。米国のウェブサイトで募集を見て応募したそうで「役者として夢をかなえるため日本に来ました」と笑顔で語った。

 生まれはニューメキシコ州で「砂漠のような州で、父母はヒッピー世代。テレビもない生活の中で芝居を覚えました」という。ノーザンイリノイ大学で演劇を専攻し、修士課程を修了した。舞台を中心に活動し、女優歴は約10年。独立系映画や米ドラマに出演経験があるという。「人生の大切な人はいます」と夫がいることを明かしたが、今後1年間は日本に単身赴任となる見込みだ。櫻井賢チーフプロデューサーは、フォックスの出演作に日本でおなじみの作品はなかったが「演技がズバぬけていた」と、起用理由を説明。近日中にフォックスの日本語特訓が始まるが、NHKにとっても“アドベンチャー”になりそうだ。

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