日本一!1万人以上が隣接競技場でPV
「日本シリーズ・第7戦、楽天3‐0巨人」(3日、K宮城)
地元・仙台での日本一に雨の球場は興奮に包まれた。
楽天が先制し、その後に追加点を挙げると楽天ファンは総立ちに。エース田中将大投手が最後のバッターを打ち取ると、球場に大歓声が響いた。
楽天のユニホームを着て応援した仙台市の主婦野村敏子さん(57)は「被災地に勇気と感動をくれたことに感謝でいっぱい」と涙を拭い、仙台市の小野寺文隆さん(70)も「9年前、こんな光景を想像できた人は誰もいない。まるで夢を見ているようだ」と喜んだ。
チケットを入手できなかったファンも、歓喜の瞬間を見届けようと球場周辺に殺到。危険回避のため、行政からはPV中止を求める声もあったというが、球団担当者は「これだけの方々が集まってくださるので」と協議の上、隣接する仙台市陸上競技場を無料開放。1万人以上が特設モニターで歓喜の瞬間を分かち合った。