８月７日はバナナの日。手軽に買えて栄養価も高く、子どもから大人まで人気のフルーツだが、実は最近の研究で、バナナには美肌になる“若返り効果”があることがわかった。

　調査は、３０～４９歳の女性に朝・夜１本ずつのバナナを４週間食べ続けてもらい、その後２週間バナナを食べない期間を設け、肌画像診断や簡易肌弾力測定などを行うというもの。

　この結果、バナナを食べ続けた４週間後の肌は、水分、油分、弾力ともに、以前と比べ有意に上昇、自覚症状についてのアンケートでも「肌の潤いがある」「肌が引き締まっている」「化粧のノリがよい」などの声が上がった。

　さらには排便率についても「１日１回」の人が増加。排便量も増える結果となり、「１日１回どっさり」という理想的な排便習慣も身に付く結果となった。

　松生クリニック院長の松生恒夫医師は「皮膚と腸の状態は密接に関連している。バナナは豊富な食物繊維とビタミンで体の内側からきれいにしてくれる、“若返り”にとても効果的な食べ物といえる」とコメント。

　バナナには、紫外線ダメージを受けた組織を修復するのに必須のビタミンＢ群が大量に含まれているだけではなく、食物繊維も豊富なため、整腸作用が促され肌荒れや吹き出物も改善される効果がある。また、シミやシワの原因とされる活性酸素を抑えるポリフェノールもたっぷり。どれも美肌には必要な栄養素だ。

　女性はもちろん、外回りなどで強烈な日差しにさらされ肌がかさつく男性にもお勧め。顔に疲れが見え始めたら「自然のサプリメント」（松生医師）と言うバナナを取り入れてみてはどうだろうか。