小林旭&浅丘ルリ子 44年ぶり共演

 映画「渡り鳥シリーズ」で共演し、昭和30年代の日活黄金時代を支えた歌手で俳優・小林旭(74)と女優・浅丘ルリ子(72)のゴールデンコンビが、舞台公演「熱き心で突っ走れ!」(27日スタート、全国25カ所61公演)で44年ぶりに共演することになり20日、都内で会見を行った。

 小林の熱烈オファーを、浅丘が受け入れて実現したコンビ復活。公開けいこで、当時を思い起こさせる演技を見せた2人は「(共演は)これが最後かも」と熱演を誓った。

 長い時を経てゴールデンコンビが復活する。

 1年前、歌のショーで全国ツアーを回っていた小林と俳優・松方弘樹(70)が「次は芝居をやろう」と意気投合。その際「共演の女優は誰もが認める方」と一致し、松方やスタッフが推薦したのが浅丘だった。

 浅丘は、小林主演で大ヒットした「渡り鳥シリーズ」のヒロイン役。ゴールデンコンビとして人気を博し、若いころ、交際していた時期もあった。小林は自ら浅丘に電話。「ルリ子、一緒にやってくれ」と口説いた。浅丘は突然の電話に驚きながらも「こんな機会は、今後もあるかわからない。共演できる時にやらないと」と、最後の機会かもしれないとオファーを受け入れたことを明かした。

 2人は04年10月、小林の芸能生活50周年コンサートに浅丘がゲストで登場。久々のツーショットで、デュエットを初披露している。ただ、演技での共演となると、69年の映画「地獄の破門状」以来44年ぶりとなる。

 今回の公演は、松方を含めた3人が主演する戦国時代劇。小林は織田信長、浅丘は濃姫と夫婦役を演じる。この日公開されたけいこでは、2人は抱擁シーンなどを熱演。細かい修正に即座に対応するなど、当時の雰囲気そのままに、息の合ったところを見せた。

 公演は芝居と歌の二部構成で、浅丘は歌も披露する予定。小林は「70歳も半ばを過ぎた。いつ何があるかわからない。最後と思いながら、一生懸命やって、これが1年、2年と続いてくれたら」と、自身の原点ともいうべきコンビで、もう一度大きな花を咲かせるつもりだ。

 公演は27日~7月3日まで東京・五反田ゆうぽうと。その後、全国を巡る。

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