兵庫県の尼崎中央三丁目商店街で２７日、「日本一早い！阪神タイガース優勝祈願マジック点灯イベント」が行われた。２００２年から続く恒例行事で、集まった虎党らが「今年は、阪神が日本一や」と怪気炎を上げた。

　アーケードの天井からつり下げられたタイガースカラーの鳥居「参虎殿（さんこでん）」を前に、尼崎えびす神社の宮司がタイガースの優勝を祈願。商店街の葭（よし）川修一理事長、商店街の名誉応援団長で大阪プロレスの空牙選手（年齢非公表）が、玉串を奉納し、全員が頭を垂れてお祓（はら）いを受けた。

　葭川理事長は「今年こそタイガースは優勝します、絶対です」と高らかに宣言。空牙選手が、今季の試合数と同じマジック「１４４」をボードに張り付けると、集まった観客から歓声と拍手がわき上がった。商店街にはジェット風船が飛び交い、「六甲おろし」の大合唱と万歳三唱がこだました。

　点灯式に参加したタレントの荒川ユミ（２７）は「昨年は２０試合甲子園に応援に行きましたが、今年は３０試合行くのが目標。注目選手は藤浪選手。１０勝はします！」と期待していた。