長山洋子30周年で演歌初!単独NY公演

 歌手の長山洋子(45)が日本時間30日(現地29日)、米ニューヨークのカーネギーホールで、演歌歌手として初めての単独コンサートを行った。東北民謡「会津磐梯山」など10曲を津軽三味線で弾き語り、在米邦人や地元客600人を魅了した。デビュー30周年という節目に「日本の伝統の魅力を世界に伝えたい」という夢を実現させた。

 チャイコフスキーからザ・ビートルズまで、世界の音楽家が演奏した音楽の殿堂に長山演歌が響き渡った。

 「一番お気に入り」という振り袖姿に三味線をかかえて登場。「海を越えてやってまいりました!」とあいさつすると最新曲「ほっとしてください」やヒット曲「蜩」などを熱唱した。東日本大震災を忘れてほしくないという思いを込め、「花笠音頭」「俵積み唄」など東北民謡も3曲披露。三味線演奏では、師匠の澤田勝秋氏との迫力ある“デュエット”で、日本演歌の神髄を聖地に刻み込んだ。

 20年来の夢をかなえた。1984年にデビューし、アイドルとして活躍した後、93年に演歌歌手に転身した長山。当時から「三味線、着物、演歌という日本の伝統の素晴らしさを世界に伝えたい」という思いを抱き続けてきた。今回は「国際フラワーアレンジメント協会」が主催するイベントで「和の美を表現できる歌手に歌ってほしい」と長山に依頼があり、快諾した。長山は、初の米国上陸に「夢を見ているみたい。歌手人生の大きな宝物になると思う」と笑顔を見せた。

 長山は09年に人材派遣会社の日本支社長、マーク・スミス氏(44)と結婚したが、スミス氏と一緒にスミス氏の両親もフロリダから駆けつけ、公演を最前列で鑑賞した。義父母が長山の歌う姿をナマで見るのは初めて。両親は「ファンタスティック!(素晴らしい!)。ヨーコの歌は米国人みんなが楽しめると思う」と嫁の晴れ姿に大きな拍手を送った。

 今年はデビュー30周年イヤー。長山は「この記憶が薄れることなく、これからの歌手人生につなげていきたい」とさらに広く深く、演歌の世界を極める決意を誓った。

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