片山晋呉がプロアマ問題でツアー出場自粛…大事なのはおもてなしの心?

 日本ゴルフツアー機構は6月27日、片山晋呉に厳重注意処分を下しました。5月30日に行われたツアーのプロアマ戦で同伴のアマチュアに不愉快な思いをさせたことが理由です。一体何があったのでしょうか?

公開日:2018.6.28

プロアマ戦とは? 開幕前日にアマの招待客と一緒にラウンドしておもてなし

 大会運営に億単位の金額を費やす主催者やスポンサーが、営業活動のためにアマチュアの招待客をもてなすのがプロアマ戦。多くの場合、開幕前日に実施し、男子の手当は5~7万円でプロは通常、主催者の選ぶ30~40人。出場は義務で前週に海外メジャー大会に出るなどの理由がない限り、欠場すれば本戦にも出られない。男子は人気低迷が指摘される昨今、石川選手会長は率先して取り組む姿勢を示している。

招待客がプレーを途中で取りやめ 不適切対応が明るみに

2018年6月7日デイリースポーツ紙面

 日本ゴルフツアー機構(JGTO、青木功会長)は6日、片山晋呉に対し、「6月中に懲戒・制裁委員会を開催し、処分の要否及び内容を決定する」と発表した。

JGTOが片山晋呉への懲戒検討 プロアマ大会での対応で招待客がプレー断念

 5月30日に行われた日本ゴルフツアー選手権森ビル杯のプロアマ大会において、「参加されたご招待客が、片山晋呉プロの応対に不快な思いをされ、プレーの続行を断念されるといった事態が生じました」記している。

JGTOが片山晋呉への懲戒検討 プロアマ大会での対応で招待客がプレー断念

 同機構は選手が守るべき準規として「プロアマトーナメントの重要性に鑑み、プロアマトーナメントに出場する同伴アマチュアに不適切な対応をしたり、不快感を与えるような態度をしてはならないこと」を明記している。

JGTOが片山晋呉への懲戒検討 プロアマ大会での対応で招待客がプレー断念

石川遼選手会長も「深くお詫び」

選手会長・石川遼が謝罪 片山晋呉プロアマ問題で「選手会として深くお詫び」

 ジャパンゴルフツアー選手会会長で男子ゴルフの石川遼が7日、報道各社にFAXを送信し、片山晋呉のプロアマ戦でのトラブルについて「不愉快な思いをされたプロアマのお客様を始め、スポンサーや関係者の皆さまに大変なご迷惑をおかけし、またファンの皆さまにもご心配をおかけしましたことをジャパンゴルフツアー選手会として深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

選手会長・石川遼が謝罪 片山晋呉プロアマ問題で「選手会として深くお詫び」

川淵三郎会長「前の組で“帰る”なのか“帰れ”なのか大きな怒声聞こえた」

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