45歳・岩田寛 燃えた!シーズン2勝目 勝亦の雄たけびバーディーに奮起「『このヤロー!』と思った」
「男子ゴルフ・ドラッグストア・コスモスカップ・最終日」(4日、グランフィールズCC=パー70)
岩田寛(45)=JCRファーマ=が3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72と苦しみながらも通算13アンダーで逃げ切り今季2勝目、ツアー通算9勝目を挙げた。45歳以上で年間に複数回優勝を遂げたのは史上7人目。68をマークした勝亦悠斗(32)=コヤマ・ミライエ=は最大6打差まで広げられながらも最後は1打差まで迫り、自己最高の2位だった。
「見たか、ナメんじゃねえぞ」。岩田は最終18番で3メートルのバーディーパットを決めた後、冗談めかしてこう思ったという。2位と5打差の首位でスタート。一時は6打差に広げたが、朝から調子の悪さを感じていた。前半はなんとかしのいでいたが、後半に入るとごまかしが利かなくなった。
15番は左右に曲げてダブルボギー。10番からの8ホールで4打落とした。1打リードで迎えた18番では勝亦に6メートルのバーディーパットを入れられ追いつかれた。勝亦とキャディーが喜びの雄たけびを上げるのが聞こえ、闘志に火が付いた。
「『このヤロー!』と思った」。執念でウイニングパットをねじ込み、珍しく喜びの感情を表した。「勝亦くんの叫び声が聞こえていなかったら、僕のパットは入っていなかったかもしれない」
ポイントランクは2位に上がり、年間王者に与えられる来季の欧州ツアー出場資格や上位者に与えられる米ツアー予選会出場などが見えてきた。かつて米ツアーで戦いながらシード権を得られず、撤退した経緯がある。「また海外でやりたい。ただ、それだけです」。勝ったことで気持ちに新たな火が付いた。
