ゴルフを始めて4年の14歳が単独首位スタート

10番ホール、ティーショットを放つ金瑞娥(撮影・立川洋一郎)
18番、ホールアウトして笑顔を見せる金瑞娥(撮影・立川洋一郎)
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 「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・第1日」(11日、六甲国際GC=パー72)

 とてつもないアマチュアが、初日の単独トップに立った。金瑞娥(14)=韓国=が9バーディー、ノーボギーの63で回り、2位の桑木志帆を1打、リードする形でラウンドを終えた。

 ピアニストに憧れ、テコンドーも習っていた金が、そのテコンドーのコーチに「アスリートが向いている」と言われ、祖母に「ゴルフをやれば」と勧められたのが、わずか3年前。

 ゴルフを始めて4年目の14歳が、並み居るプロを抑えての首位発進だ。

 「フェアウエーが狭いので、ティーショットに集中してました」という、日本ツアー“デビュー戦”。いきなり2、3番で連続バーディーなど前半を4アンダーとすると、後半も順調にスコアを伸ばしていく。

 7アンダーとして迎えた17番パー5は残り251ヤードの2打目を“直ドラ”で2オンに成功。ここを2パットで沈めると、18番でもバーディーフィニッシュ。桑木の8アンダーを、抜き去った。

 この大会での予選通過年少記録は2012年、松原由実の12歳298日。次いで2000年の宮里藍、16年の笹生優花の、いずれも14歳356日という記録を抜くことになる(金は14歳148日)。さらに優勝となれば、14歳150日は24年ワールド・サロンパス杯でのイ・ヒョソン(15歳176日)を大きく更新する。

 持ち味は、飛距離だ。練習ラウンドでたまたま一緒になった、ツアー屈指の飛ばし屋・穴井詩が「あの子、誰?」と目を丸くしたドライバーは、「平均のキャリーで273ヤード」と胸を張る。

 韓国の一部ファンからは「タッコン(アグレッシブ)」というニックネームもつき始めた、イケイケを身上とする14歳。世界のアマチュアにも門戸を開くこの大会から、世界規模のスターが生まれるかもしれない。

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