男子ゴルフ 大ベテランの躍進を「チャッピー」が後押し 片山晋呉が上位浮上

 「男子ゴルフ・日本プロ選手権センコーグループ・カップ・第2日」(22日、蒲生GC=パー72)

 永久シードを持ち、日本タイトルも7勝しているレジェンド・片山晋呉(53)=イーグルポイントGC=が「チャッピー」の助けで上位に顔をのぞかせた。

 インからスタートし、11番で2打目を「1ピン」につけてのバーディーを奪うと、続く12番パー3は5番ユーティリティーで「OK」バーディー。ショットの精度は相変わらずだ。

 同組には飛ばし屋の出利葉太一郎がおり「最大で65ヤードも置いてかれてね。すごい。違うゴルフ場でやってるみたい。力んじゃうから、見ないようにしましたよ」と若手を持ち上げつつも5バーディー、1ボギーの68。ホールアウト時点で通算7アンダー、首位と4打差の6位と順位を上げた。

 「昨日からずっといい」という。ショットに加え、大きな助けはグリーンでのパフォーマンスだ。この日は26パットにまとめた。長尺パターで、ボールの位置を「20センチくらい」右に置いてのストロークに、前日から変えたところ、左への引っかけがなくなった。

 それも今週、その悩みをマネジャーに話したところ、即座に「チャッピーで調べてくれて『こうしたらいい』って。それを信じてやった」と、対話型人工機能(AI)「チャットGPT」の提案を受け入れた成果だったことを明かした。

 若手の勢いに「こっちは哀愁が漂ってるでしょ」と自虐コメントを挟みつつも、最先端テクノロジーでその若手と渡り合う大ベテラン。

 昨年は夏前に化膿性椎間板炎を発症し「2カ月間、死ぬか生きるかという状態でベッドにいた」という大病を乗り越えてのシーズンでもある。「こうしてゴルフができるのも、何をやっても幸せ」という思いをかみしめている。とはいえ「勝ってる人しか分からない重みがある」というメジャー大会だ。勝てば2008年の日本オープン以来、8度目のメジャー制覇。狙える位置に来れば、生まれ変わった片山晋呉が久しぶりに牙をむくはずだ。

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