プロ19年目・西村匡史 首位と1打差6位発進 初日の結果には「できすぎ」も前向き「まだまだ頑張れる」
「男子ゴルフ・日本プロ選手権センコーグループ・カップ・第1日」(21日、蒲生GC=パー72)
プロ19年目の西村匡史(44)=東鉄運輸=が8バーディー、2ボギーの66で回り、首位と1打差の6位スタートとなった。7アンダーの1位には岡田晃平(24)=フリー、木下稜介、前田光史朗ら5人が並ぶ展開となっている。
西村が、ハリウッド映画「ティン・カップ」のリアル版のような進撃を見せた。主人公同様40歳を超え、主な収入は、ツアーではなくレッスン。QTランクは625位で、過去予選通過は5度、最上位は2019年、ダンロップ・スリクソン福島オープンの22位。そんな西村が4年ぶりのトーナメントに挑んだ。
インから出て、13番の「4メートルのパーパットを沈めて、落ち着くことができました」と話したベテランは前半を2アンダーで折り返す。4番でボギーも、6番でチップインバーディー。「ピンチでよく踏ん張れました」と流れを手放さず首位に肉薄して初日を終えた。
映画の主人公は力がありながら無謀なゴルフを続けて落ちぶれた設定だが、そこは違う。「まだまだ頑張れる。下部ツアーでもいいからかじりついて、出続けていこう」と前向きだ。高校で野球部に入った長男・太陽君と「一緒にトレーニングをするようになった」こともスコアに結びついた。
初日の結果に「できすぎ」と笑った。「試合を心から楽しもうと思えるようになった」という今のメンタルは週末、映画以上の熱狂を呼ぶかもしれない。
◆西村 匡史(にしむら・まさし)1981年11月17日、高知県出身。インストラクターの父の影響でゴルフを始める。明徳義塾中時代に団体で日本一。同高時代、四国ジュニア優勝。その後、栃木・広陵CCで研修生となり2008年、プロに。12年の日本プロ選手権で初出場(アマ時代除く)。通算29試合で予選突破5度、生涯獲得賞金159万1203円。170センチ、70キロ。所属は東鉄運輸。
