佐久間朱莉中心も 菅楓華、桑木志帆、小祝さくら26年女王争い占う 昨年レギュラーツアー36大会で優勝者30人

 JLPGAツアーは3月5日のダイキン・オーキッド・レディースで2026年シーズンが幕を開ける。同ツアーを昨年から独占配信するU-NEXTとデイリースポーツの共同企画「推し活応援宣言」は、開幕前特別版としてU-NEXTで解説を務める米山みどりプロと同社ゴルフ担当の内藤哲氏が登場。36大会で30人が優勝した昨季を振り返るとともに、今季の注目選手と年間女王争いの行方を占った。

  ◇  ◇

 -まずは2025年シーズンを振り返って。

 内藤「シルバーコレクターと言われていた佐久間朱莉プロがついに勝ちましたね。初優勝もさることながら、立て続けに4勝もしてしまったのはすごい。一度勝った自信は大きいんだろうなとみていました」

 米山「ここ2シーズンでドライバーの平均飛距離が8ヤードも伸びているのも大きいんじゃないかと。ドッグレッグのホールでバンカーを越えていくなど、攻める選択肢が一気に増えます」

 -今年も年間女王争いを引っ張るのか。

 米山「そうでしょうね。ただ一方で、昨年はレギュラーツアー36大会で優勝者が30人も出ました。実力拮抗(きっこう)の流れが今年も続くんじゃないかなと」

 内藤「私は菅楓華プロに注目しています。開幕から3試合連続で最終日最終組を回り、『いつ勝つんだ』という中でなかなか1勝が届きませんでしたが、秋にようやく勝った。今年は来るんじゃないかと」

 米山「彼女の強みは、初日であれ優勝争いの最中であれ、プレーのリズムがずっと変わらないことです。これは強い。スイング中に一瞬力が入ってしまったり、歩くリズムが変わってスイングに影響したりすることがほぼない。その点、山下美夢有プロと共通するところがある」

 内藤「それから、桑木志帆プロ。去年、優勝できなかったことをどう思っているのか、気になるなと」

 米山「左手首の手術明けの小祝さくらプロも、開幕戦から戻ってきます。とにかく試合を休まないスタンスだった選手が、長期離脱を経てどう戻ってくるのか。注目したいです」

 -ブレークが期待される選手は。

 内藤「下部ツアーで3勝を挙げて、年間ランク1位になった大久保柚季プロを推したいです。目標に大谷翔平選手を挙げていて、理由を聞いたら『教科書に残るような人だから、私もそういうふうになりたい』と。歴史に名を残したいというメンタリティはすごいなと思いました」

 米山「今の選手たちは『どうあるべきか』よりも『どうありたいか』をすごくはっきり言える世代だと感じます。だから、自分で自分の天井をつくらない」

 -世界での日本勢躍進を象徴するメンタリティ。

 内藤「最近は試合に向けた意気込みを聞くと、みんな『楽しみたいです』と答える。これについてあるベテランのプロに聞いたら『私たちの時代は楽しむなんて考えず、勝負というつもりでやっていた。でも今の子たちは「楽しむ」と言って勝ってしまう。だから私も分からない』と言っていました」

 米山「ツアー側はリランキング制度などで競争を促し、選手を強くする取り組みをしていますが、今の選手たちはポジティブに挑戦してくれている。難しいピンポジションに対しても『あんな意地悪なところに切って』という感じではなく『あそこに切ったならこの球で行こう』と意図をくんで挑んでくれます」

 内藤「そういう意味で、昨年末にプロテストに合格したルーキーの怖いもの知らずな活躍にも期待したいです。気になるのは木村円プロ。黄金世代で、大学では同級生の河本結プロに負けない実績もあった」

 米山「飛距離がすごいですよね。新人戦の解説をしているときに、彼女がドライバー飛距離326ヤードというとんでもない数字を出したので、自分の目を疑ってしまいました(笑い)。プロテストトップ合格の伊藤愛華プロも実力、勝負勘ともに素晴らしいので、注目だと思います」

 ◇内藤哲(ないとう・さとる)1979年8月21日生まれ、46歳。千葉県出身。U-NEXTのゴルフ担当。テレビ局、ゴルフ専門メディアを経て現職。長年女子ゴルフを追い続け、オフも多くの選手に単独インタビューを行っている。

 ◇米山みどり(よねやま・みどり)1976年5月9日生まれ、49歳。愛知県出身。99年LPGA新人賞、日本プロスポーツ新人賞。ツアー通算7勝。現在はJLPGAツアーのコースセッティングも担当する。解説者としてU-NEXTのJLPGAツアー、USLPGAツアー配信にも出演。

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