ジャンボ尾崎さん死去 石川遼「いいぞいいぞ、もっと悩め」思い出す 松山英樹「圧倒的なオーラと力強いプレー」
「ジャンボ」の愛称で親しまれ、国内ツアー最多の通算94勝を挙げたプロゴルファーの尾崎将司(おざき・まさし)さんが23日午後3時21分、S状結腸がんのため死去した。親族が24日、発表した。78歳だった。昨年発覚も、自らの意思により自宅療養を行っていたという。葬儀は近親者のみで行う。後日、お別れの会を開く予定。
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2007年にアマチュア優勝を飾り、08年のプロ転向時から多くのアドバイスをもらった石川遼(34)は「ジャンボさんには数え切れないほど多くのことを教えていただきました。何度も練習場におじゃましてトレーニングをさせていただいた日々は、今も鮮明に心に残っています」とコメントした。結果を出せす悩んでいる時に「いいぞいいぞ、もっと悩め。もっと深く悩め」と声をかけてもらった思い出などを回想。「教わったこと、背中で示してくださったことは、今も私のゴルフの根幹として生き続けています」と“恩師”ともいえる存在だった尾崎さんの死を悼んだ。
マスターズ覇者の松山英樹(33)は2017年の日本ツアーで同組で回ったことに触れ「当時70歳とは思えないほどの圧倒的なオーラと力強いプレーは、今でも鮮明に記憶に残っております。それが最後の機会となってしまったことが非常に残念」とコメント。「私自身をはじめとする若い世代が、これからの日本ゴルフ界を次の世代へとつなぎ、さらに盛り上げていける存在でありたいと、改めて強く思いました」と追悼した。
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