ジャンボ尾崎さん死去 池田勇太「もう1回復活をお見せしたい、と思っていたのに。もっともっと生きて欲しかった」と悼む

 池田勇太
 世界ゴルフ殿堂入りを果たし、池田勇太(左)と石川遼(右)に祝福される尾崎将司さん=2010年10月6日 
 笑顔でトークする(左から)尾崎将司さん、薗田峻輔、池田勇太、石川遼=2010年
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 男子ゴルフの池田勇太(40)が、23日に78歳で亡くなった尾崎将司さんを追悼した。24日、日本ゴルフツアー機構(JGTO)を通じてコメントし「もう1回復活をお見せしたい、と思っていたのに。もっともっと生きて欲しかった」と悼んだ。

 池田は尾崎さんを崇拝し、プロデビューした当初からゴルフウェアも昭和時代のジャンボを思い起こさせる3タックのパンツ姿。ジャンボの影響を大きく受けたファッションを貫いた。

 池田のコメント全文は以下の通り。

   ◇   ◇

突然の訃報に接し、深い悲しみにくれております。

ジャンボさんと初めて一緒にラウンドさせていただいたのは2003年ブリヂストンオープンの最終日でした。

ジャンボさんに憧れてゴルフを始めました。当時まだ高校3年生で、まさか一緒に回れるとは思わず、緊張もさることながら、詰めかけたお客さんの多さにも度肝を抜かれたことを、昨日のように覚えています。

私が2016年に賞金王に就いたパーティにサプライズで駆け付けてくださった。いつものジャンボさん節でゲストを笑わせながら、『1回では認めない。2度、3度で本物』との激励を私は泣きながら聞きました。

昨年末にご病気の宣告を受けられたとき、近しい方から病状を聞いていましたが、ジャンボさんの口からは絶対に語られなかった。

誰とも会わずに闘病生活に入られたので、昨年の喜寿のお誕生日にお宅に伺ったのが、最後となってしまいました。

当時は私もケガをして治療中でしたので、親身になって症状を聞いてくださり、とにかくまずは治すことが一番と。治ればまた変わるから、と温かく励ましてくださった。

私事ながら今年は3年ぶりにシード復活し、22日には40歳となり、ここからリスタート、と誓った翌日の訃報に力が抜けてしまいました。もう1回復活をお見せしたい、と思っていたのに。もっともっと生きて欲しかった。あまりに早く旅立ってしまいましたが、これからもずっと、私たちを見守っていてくださると、私は信じています。

心からの感謝と敬愛と共に、謹んでご冥福をお祈りいたします。

プロゴルファー・池田勇太

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