不振続く渋野日向子に元巨人監督・原辰徳氏から金言「大谷だってそういう時があると思う」

 「女子ゴルフ・延田グループ・マスターズGCレディース・プロアマ戦」(22日、マスターズGC=パー72)

 3週連続での国内ツアー出場となる渋野日向子(26)=サントリー=が元巨人監督の原辰徳氏(67)らとラウンド。米ツアーでは今月初めのロッテ選手権まで4週連続予選落ちなど苦しみ、ポイントランク104位、来季の出場権を手にしていない。

 また帰国後初戦でのスタンレー・レディースホンダも予選落ち、続く富士通レディースが40位と、思うような成績を残せていない中で、初めて原氏とのラウンドという機会を得た。

 ラウンド中、渋野は「誰が一番、バッティングがうまいですか?」など、質問を投げかけた。原氏は「高橋由伸と阿部慎之助」と答え、特に阿部監督については「上体は出るけど、体は逆(に回る)くらい、ツイストする感覚のバッティング。桑木(志帆)さんが近いかな」と、原氏なりの視点を披露。

 また「野球のキャンプ初日とかは、バットとボール、硬いものと硬いものがぶつかる感覚。これがしならせられるようになって、ゴムとゴムのように感じられて、(シーズンに向け)仕上がってくる」と原氏が話すと、渋野も「(ゴルフでも)そういうところを求めてる。大事なんだ」と再確認。

 現状、苦しんでいる渋野については「僕ら(プロアスリート)は常にチャレンジャーで、(ドジャース)大谷だってそういう時があると思う。期待とか、いろんなものを持ち合わせた上で、上で戦う厳しさがある。彼女もそういうところで戦っているということ」と、浮き沈みは誰にでもあると強調。

 渋野も「そう言っていただけるとすごくうれしい」と、前を向くきっかけをもらった。

 さらに予選では河本結、大里桃子と、同じ黄金世代との同組が決まっている。「すげー、面白れえ組!(河本)ゆいPも桃子も、這い上がってきて勝った選手。3人とも全く色が違うなかで、(彼女たちから)勉強もしたいけど負けたくない。超楽しみ」と、モチベーションも高まってきている。

 復調へ向け、舞台は整った。

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